FC2ブログ
2019年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月

2018.10.26 (Fri)

【妻】介護保険制度



私は、母の介護が始まってから、初めて介護保険の仕組みを知りました。

また、介護付き有料老人ホームと特別養護老人ホーム(特養)の違いが
如何に大きなものであるかも、初めて知りました。

あんまりややこしくて、うまく書けるかどうかわかりませんが、
ちょっとトライしてみます。

まず、特養は、介護のいろいろがすべてついてくるホームです。
とはいえ、おそらく介護保険の範囲内でいろいろなことを対処するので、
その点は、介護付き有料老人ホームと同じなのですが、
特養に入るとそれまでのケアマネさんの手を離れ、
特養が介護保険の運用もしてくれます。
だから、「すべてお任せ」できるのです。
また、人の配置も潤沢です。

一方、介護付き有料老人ホームは、すべての介護が自動的についてくるわけではなく、「この住居を借りると、介護保険のサービスをつけられるだけの施設とスタッフがいますよ」ということのようです。

私はホームの入居が有料かどうかという点が、最も大きな違いだとばかり思っていました(もちろん特養も有料なのですが、かなり安い)。

でも、そうではなく、入居費(家賃)もそれなりに高いのですが、
入居後のサービスは、ほとんどすべてオプションで、
たいていはケアマネさんが介護保険の点数と照らし合わせて、
これはつける、これはつけない、と決めてくださるのです。

上手く伝わりますかね。
えーと、要は、入ったからと言って、自動的に必要な面倒を見てもらえるわけではないのです。

朝の介助30分(早朝値段)
夜の介助30分(夜間値段)
デイケア利用
訪問看護
訪問医療
食事介助
汚染されたベッドの洗浄
洗濯
ヘルパーさんによる部屋の掃除
介護ベッド貸し出し
車椅子貸し出し

などなど、これらすべてに値段がついてきます。
それが介護保険で賄える範囲内なら、10%の自己負担、
それをはみ出たら、全額自己負担で、かなり莫大な出費となります。

たとえば、
母の介護ベッドは月々1万3千円ぐらい(介護保険を使えば、一割負担で月々1300円)です。
他のものの値段は、実は、詳しくしらないのですが、
上記のものがすべて加算されるので、かなりの額になります。

ホームに入って数日、
「なんだか着替えをしていないみたいだなぁ」と思ってケアマネさんに聞いたら、介護保険をいっぱいいっぱい使ってしまっているので、
夜の介助は入れていなかったのだそうです。
(それでも、後できいたら、施設のご厚意でパジャマへの着替えはさせてもらっていて、朝、たまたま前日と同じ服に着替え直していただけだったようです。念のため、施設の名誉のために書き加えておきます。)

定期的に必要なケアに加え、
「汚染」(何度使っても使い慣れない、この言葉)が一回あると、
昼ならいくら、
夜間ならいくら。
洗濯も回数が増えると、また一回ごとにいくら。
掃除も同様。
ってな感じ。

母の場合、朝と夜間の着替えや歯磨きなどの介助に食事介助、とにかくすべてが必要な状態になってしまったうえに、夜間の「汚染」が一晩に何回もあったりするため、このままだと大幅に自費負担分が増えてしまうと、先日、ケアマネさんから連絡がありました。

父は退職後もあれこれ仕事をして、
老後の費用をためていたし、
私たち夫婦も子供もなく共働きなので、
今のところなんとかなりますが、
この制度の実態を初めて実感として知り、
何もかもをお金に換算したサービスの切り売りシステムに、
どうしても違和感を感じてしまいます。

ケアマネさんはとてもいい人で、
すごく誠実に対応してくださるにも関わらず、
ずっと感じていた違和感の根っこは、この制度にあったことに気づきました。

ケアマネさんの仕事は介護サービスと利用者を結びつけること。
だから、利用者を見る目が、「どのサービスを提供すべき人か」という基準に、たぶんどうしてもなってしまうのではないでしょうか。

でも、母は、
朝と夜に介助が必要な人とか、
食事に介助が必要な人とか
そんな特徴以外に、
たくさんの個性を持っています。

だけど、介護保健制度自体が、
サービスの単位に当てはまるような類型で利用者を切り取らざるをえない、
そんな制度なのです。

私が感じた違和感は、「母を母として観てもらえない」、
そんな違和感だったと今ならわかります。




定年後の父と毎年楽しんでいた海外旅行


スポンサーサイト



14:39  |  介護  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

Comment

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://noutenkinakurashi.blog.fc2.com/tb.php/279-08ae0f56

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |