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2016.08.31 (Wed)

【妻】少し早い稲刈り

少し早い稲刈りを行いました。
というと、喜ばしいことのようですが、そうではなく、原因はこれ。



いもち病と思っていたもち米が、どんどんひどくなり、それを見た隣の田んぼのKちゃんに「一度穂を持ってNOSAI(農業共済)に行ってみたら?」と言われて、行って来ました。

なんだか、しずかーで整然としたガラス張りのオフィス。

入りにくいな~と思いながら、おずおずと一歩踏み入れると、扉の向こうから職員がササーっと出てきて、持っている穂を見たとたんに「あ、これ、いもちじゃないですね。もみ枯れ病だと思いますよ」。

さすがです。

それにしても、聞いてもいないのに「いもちじゃない」っていうのが先に来るあたり、どれだけいもちが気にされているかっていうのがわかります。
しかし、その名前。ふざけてませんか?
そりゃ、もみは枯れてますとも。
そんな見たまんまの名前ですかい?

…という心の声が聞こえたのか、職員さん、「ちょっと待ってくださいね」と言って、オフィスから稲の病気事典みたいな本を持ってきてくれました。
こんなに病気の種類があるのか!っていうぐらい病気が並んでいる分厚い事典です。

ウチの餅米の病気、正式には「籾枯細菌病」だそうです。
「もうこの時期にはあんまり伝染しないですよ」と言われ一安心。

「籾、消毒しましたか?」と聞かれ、
「あのー、55度~60度で5分でぇ」などとぶつぶつ言っていると、
「薬ではやっていないんですね?うーん」と困り顔。
やっぱり、そうだよね。
普通は薬でやるよね。
ちょっと肩身が狭い感じで、
「なるべく薬使いたくなくて・・・」
などと言い訳しつつ、本のコピーをいただいて帰りました。


さて、「もうこの時期にはあまり伝染しない」と言われて安心したのもつかの間、数日後、田んぼを眺めていると…なななんと隣のKちゃんの田んぼに、もみ枯れ細菌病の症状と同じ穂をちらほら発見!
がががががーん!う、うつってる?!
あの、きれいなKちゃん田んぼに、うつってる?!
ショックです。
頭の中には全面にもみ枯れ細菌病が蔓延したKちゃん田んぼが広がります。(妄想)

ひええぇ~!どうしよう?
旦那さんと相談のうえ、もち米エリアだけ早めに刈り取って、感染を防ぐ方向に決まりました。
新しく来て、田んぼを貸してもらって、勝手に自然農とか言っちゃって、病気にかかって菌をばらまくわけにも行きますまい。
はぁ~つらい。

ちなみに原因は種籾が菌を持っていたか、土に菌がいたか、だそうです。復田したての田にはよくあることのようです。

翌日、鎌をもって一株刈ってみました。
いたたまれない。
泣きそうです。

もうこの時期は感染しにくいっていうし、放っておいてもいいんじゃないか?
刈ってしまうなんて間違った判断なんじゃないか?
でも、とにかくKちゃん田んぼが心配。
いや、でも、今更うつるのか?
頭の中では同じことがぐるぐる回っています。

そこに去年やっていた田んぼのご近所Sさん(田んぼ歴70年)がひろちゃんと遊びに来てくれました。
もち米の様子を見て、私の話を聞き、「Sさんならどうする?」という問いかけに
「私なら刈るね」と。

この一言で決意しました。

翌日。進まぬ手を休めながら、一人で刈り取りをしていると、以前何度か話したことがあるSAさんが通りかかり「何やってるの?!」
事情を説明すると、「ああ、そうなの」と言って帰っていかはりました。

やる気も湧かず、しぼらくのろのろ作業を進めていると、見慣れぬKトラが到着。
中から鎌を持ったSAさんがさっそうと現れました。
「泣きそうな顔してるから、手伝いに来たよ」。
そんなことされたら、余計涙出る~!
何度か話したことがあるぐらいなのに、本当にこの地域の人はあったかいです。

しかも、SAさん、6反の田んぼをやってるだけあって、刈り方が速いっ!
未練もなくザクザク刈っていきます。
私もつられて元気になっちゃって、ザクザク。
作業はあっという間に終わり、SAさんは「じゃあな」と、またさっそうと去っていきました。

刈った稲は燃やすのがベストですが、まだフレッシュすぎて水分が多く燃やせないので、畑の方に運び、乳酸菌をまいてビニールシートをかぶせました。すこし枯れたら燃やしましょう。



この日、あまりにもしょぼくれている私を気にして、ひろちゃんが手伝いに来てくれる予定だったのですが、ひろちゃんの到着を待たず、任務完了。
でも、その後、ひろちゃん、はのちゃんが様子を見に来てくれました。
いつもながら、みんな本当にありがとう~!!!

そんなこんなで順調とは言えない今年の田んぼですが、
こんな風にいろいろあっても、「もう嫌だ、田んぼやめたい」とはみじんも思わず、
「来年はどうやって元気な田んぼを作ろうか!」といそいそ考えて、次の対策を練ってしまうのが不思議です。
これぞ田んぼの力、なのかな~!
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22:15  |  稲作2016鹿留  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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