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2016.03.10 (Thu)

【妻】旅行 番外編

「番外編」といっても、書き忘れていただけなのですが、マリコン村の滞在を終え、バギオに帰る途中で、旅の疲れを癒やすために、マイニット村という、あちこちで温泉が湧き出ている村の温泉プール付の宿に一泊した時のことを書きます。おまけの番外編な割には長いので(>_<)おヒマな時にお付き合いくださいね。

この一泊は、快適な温泉と、元イタリアンシェフの勇太さんによる夕食と朝食という、なんとも贅沢な組み合わせが最高でした!そうそう。ツアー参加者が自分の技をみんなの為に提供するっていう、この形も、新しく、楽しかった^ - ^ これ、いいと思う。誰でも、人のために何かしたいって思ってるもんだもんね!勇太さん、美味しかった、ありがとう~!

さて、マリコン村入りしてからというもの、何一つ当初の予定通りにいかない面白すぎる旅でしたが、このマイニット村に行く際にも、期待を裏切らずハプニングがありました。

マウンテン州の稲作地域では、田植えが始まるまでの一週間は村によそ者を入れては行けないという掟があるそうです。で、予定していたマイニット村が、なんと、よりにもよってその一週間に突入してしまったのです。(この習慣がある限り、水牛による代かき体験や、田植え体験のツアーを組む難しさは、尋常ではありませんな!)

そこで、マリコンを去る前の晩、真理子さんから私たちに2つの選択肢が提示されました。

①マイニット村の中を見ることはできないけれど、予定通り温泉プールのある宿泊施設に泊まる(宿泊施設は村落の中にあるわけではないから、そこに入ることはできるけれど、村の暮らしをみたり、村人と交流したりすることは一切できないという選択肢)。

②予定を変更して、別の温泉のある村に行き、1泊だけのホームステイをする。ただし、温泉はそんなに大規模なものじゃない。

私たちは、予定の立たない冒険旅行の楽しさにすっかり魅せられていたし、ちょっと疲れは出てきているとはいえ、温泉なんて日本でいつでも入れるものだし、それより、ここでしかできない経験をしたいと思っていたので、新たな村にホームステイの方向に傾いていました。いや、正確に言えば、温泉プールにのんびりステイ派2名、冒険ホームステイを続けたい派6名という風になんとなく意見がわかれていました。

少数の温泉プール派は、ゆうま君としゅんさん。ゆうま君が、その場にいたマリコン村の人から、マイニット村の温泉プールの良さを聞き出し、私たちにしきりにアピールする様子がおかしくて、私たちは大笑い。でも、せっかくの冒険旅行という気持ちが強く、なかなかマイニット村に意見が傾く人は出てきません。

ゲラゲラ笑いながらも、結構長時間話し合っていたのですが、双方に歩み寄りの気配なく、最終的にリーダーの大吾さんに決めてもらおうということになりました。大吾さんもホームステイ派だったし、多数決にしてもホームステイが圧倒的有利だったので、そのままホームステイに決まるのか?と思いきや、大吾さんの発案で、最終的にはコインを投げて決めることになりました!

運命のコインはどうなるか?!ドキドキです。
ドゥルルルル(←ドラムの音)
じゃじゃーん!
コインは「ホームステイ」と言っています。

しかし、諦めきれないゆうま君は、マリコン村民への聞き取り調査を続行。新しい情報が浮上しました。ホームステイの村の温泉は、ほんの1メートル半径ぐらいの小さなものなので、足をつけたり、かけ湯をしたりする程度で、お湯ドブンとつかることはできないというのです。

「そうか~↓」一気にテンション下がる私たち。
あろうことか、すでに決まったにもかかわらず、みんなマイニット村に魅かれ始めます。
そこで、もう一度コインに聞いてみることに。

ドゥルルルル、じゃじゃーん!
結果は・・・
またまた「ホームステイ」
ちーん↓

「これはもう、またホームステイに行けってことだね」と皆納得したものの、なんとなく、「あ~温泉、つかりたかったなぁ」なんて気持ちも残ります。自分たちの気持ちを治めるために、「きっと、一筋縄じゃいかないこの旅行なことだから、もし、マイニットに行ってもプールの水が干上がっていたりするんだよ」なーんて冗談をいいつつ、その日は終わりました。

そして迎えた翌日。真理子さんから、今日の行き先はマイニットになったとアナウンス。理由は・・・あれ?なんでだったかな?また何か別の状況が発生し、いったんキャンセルしたマイニット村の温泉プール施設に行くことになったんだけど、あまりに事件が発生しすぎのツアーで、なにが起きたんだったか忘れちゃいました!旅仲間の皆さん、誰か教えて下さ~い。

でね、マイニットの温泉プール付き宿泊施設に行ってみたら・・・本当に、一番大きいプールのお湯が干あがってる!!!どひゃーん!「誰かがあんな予言をするからだ~!」とまたまた大笑い。

実は、これには事情があって、いったんキャンセルしたものだから、経営者のおばちゃんが掃除のためにプールの水を抜いちゃったんだって。そのおばちゃん、すごくきれい好きで2日に一度は掃除をしているらしい。掃除してお湯をため始めてはくれたんだけど、何しろ大きいプールなので、全然お湯が溜まってこない。

でも、プールは全部で4つもあるので、一番大きいのにお湯がなくても何の問題もなし。しかも、その日は私たちの貸し切り状態。

途中から、真理子さんのNPOでインターンをしている学生さんなど、真理子さんつながりの数名が加わり、とてもリラックスした楽しい夜となりました。この温泉、本当にきれいでゆったりできて、とてもおすすめです!でも、写真がない(>_<) 宿の名前も忘れた!

さて、ちょっと話は戻って、マイニット村に行くか、ホームステイに行くかの選択のときに、感じたことを書いてみます。実はここからが書きたかったことなのですが・・・うーん、うまく書けるかな?

突然ですが、民主主義って何?って話、近年、よく話題になりますよね。特定秘密保護法やら、安保関連法案やらが次々と可決され、「本当に民意が反映されているの?」という疑問を持つ人も増え、高橋源一郎とSEALsの共著で『民主主義ってなんだ』(河出書房)って本がでたり、いろんな人が「民主主義」をもう一度考えようとしている。

でも、わたす、民主主義と多数決の実質的な違いって、本当のところ、よくわかっていなかったりしました。そうはいっても、多数決になっちゃうんじゃないの?みたいな(まぁ、今の日本は多数決にすらなっていないような気がしますが…)。

もちろん、多数決で決めてしまってはいけないこともあって、そこは憲法で「人権」として守られているとか、そういうことはわかっているし、マジョリティーの暴力ってすさまじいものがあるってこともわかっているんだけど、じゃあ、その理念をどう運用していくのかというと、よくわかっていないという感じ。すんません。短大の先生のくせに、こんな、基本的なこともわかってなくて!

でね、まあ、民主主義とか大っきいことを語るのにふさわしい話かどうかはわからないんだけど、ホームステイ派が圧倒的だった時点で、自分の中に「あー、このまま多数決で決まるのは嫌だな」という感覚があったのです。だから、大吾さんがコインで決めると言ってくれた時、すごくほっとした。この自分の感覚が、私にとってはちょっと新鮮でした。私の勝手な憶測に過ぎないけど、たぶん他のみんなも同じように感じてたんじゃないかな?

なんでなんだろうと振り返ってみると、やっぱりそこまでずっと旅をともにしてきた仲間が、2人だけとはいえ温泉プールに行きたいと言っているのに、そこで多数決で決めるって、なんか少し暴力的だなっていう感覚があったんだと思う。暴力的っていうと言葉が強すぎるかもしれないけれど、「多くの人が望むことだから自動的にそれに従ってもらう」ということに、何かうっすらと違和感があったんだよね。うまく言えないけど。
だから、コインになって、まっさらなところで運だけで決めるっていうのがすごく心地よかった。誰も反対する人もいなかった。

もちろん、これは、結局のところどっちでもいいようなことだからコインが許されるわけで、政治的決断をコインで決めるなんてのは、とんでもないんだけど。

でも、民主主義には、この「少数派だからと言って、有無を言わさず多数派に従ってもらうのは、なんだか嫌だな、気持ち悪いな」という感覚が、とても大切なんじゃないかと思ったわけです。単なる多数決と「民主主義」の違いはこんなところにあるのかな~なんて。と、言葉にしてみれば、なんだか当たり前のことだな。しかも、これまでにも何度となく体験してきたことのような気もする。でも、これが、この、民主主義が問われる今の世相の中で、皮膚感覚の実感として感じられたことは、私には大きなことだったかも。これも、今後、少しずつ温めては考えて、考えては温めて、ずーっとチビチビ考えていく種のような気がしています。

とりとめなく、オチもない話ですんません。流行りの民主主義の本、遅ればせながら読んでみようっと!
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