2016.03.04 (Fri)
【妻】旅行①精霊の村
都留環境フォーラムの加藤大吾さん企画のフィリピン旅行に行ってきました。
ただの観光旅行ではなく、農的な循環する暮らしを営む村でのホームステイ。いや~、濃かった!
というわけで、何回かに分けて旅行報告します。
まずは村の紹介から。

今回行ったのは山岳民族のマリコン村。その名も「マウンテン州」にある小さな棚田の村です。村の中心部は、車道から30分ほど棚田を歩いたところにあり、村の中には車が通れるような道はありません。
電気やガス(プロパン)も少しだけ使っていますが、何しろ何でもかんでも、棚田の細い畦を通って人力で運ばなければならないので、外から来る物資はとっても貴重です。

村の人は棚田でとれたお米や野菜を中心に、ときには飼っている豚や鶏もいただきながら生活しています。野菜の皮や人間の食べ残しは、豚や犬や鶏の餌になり、田や畑の肥料になります。そうして育てた生き物の命をまた人間がいただくという循環する生活を営んでいます。
また、昔からの儀礼や儀式が今も継承されていて、村の人々は敬虔なキリスト教徒でありながら、精霊の存在や呪術なども信じています。
以下は、今回の旅をコーディネイトしてくださった反町真理子さんが主催するフィリピンの環境NGO”Cordillera Green Network"によるツアーの紹介文です。
電気をほとんど必要としない、自然のサイクルに沿った暮らし方をしている人たちがいます。
お金で買って豊かさを感じる世界から、そうではない世界へ。何が豊かさを感じさせてくれるのか?そこにはお金ではない幸せな暮らしぶりがあるでしょう。地球全体が豊かにい生きることへのヒントがあるかもしれません。
今回の旅では、カラバオ(水牛)を使って、昔から続いている棚田を耕し、田植えをします。そして、ホームステイすることで、日常の暮らしにより深く入り込み、滞在先の家族の習慣や村のしきたりにも沿って暮らしていきます。彼らがどんな価値観を持っているのか、触れるチャンスがたくさんあります。
Cordillera Green Networkホームページより(Cordillera Green Networkへはココをクリック)
日本から行く私たちにとっては、「自然に寄り添った循環生活を体験する」というだけですごく意義のあることなのですが、マリコン村の人々からしたら、リッチな日本からこんな貧しい村に来て何がしたいの?と、とても不思議らしく、当初は「戦犯としてマニラで軍事裁判にかけられた山下陸軍大将が残したとされる「山下財宝」を掘り出しに来たのではないか」とか、「よく分からないよそ者が来ることで悪い霊を呼び込んでしまうのではないか」とか、いろいろな懸念材料があったようです。
そのため、ホームステイの交渉は非常に難航したそうなのですが、現地スタッフの方がぎりぎりまで賢明に交渉してくださったおかげで、とりあえず、第一泊目は村の空き家に泊めていただけることになりました。
こんな波乱含みのスタートをきった精霊の住む村への珍道中、さて、どうなってしまうのか!?
おまけ
マリコン村まで連れて行ってくれたCordillera Green Networkのジプニー↓

屋根の方が気持ちよくて人気でした。
ただの観光旅行ではなく、農的な循環する暮らしを営む村でのホームステイ。いや~、濃かった!
というわけで、何回かに分けて旅行報告します。
まずは村の紹介から。

今回行ったのは山岳民族のマリコン村。その名も「マウンテン州」にある小さな棚田の村です。村の中心部は、車道から30分ほど棚田を歩いたところにあり、村の中には車が通れるような道はありません。
電気やガス(プロパン)も少しだけ使っていますが、何しろ何でもかんでも、棚田の細い畦を通って人力で運ばなければならないので、外から来る物資はとっても貴重です。

村の人は棚田でとれたお米や野菜を中心に、ときには飼っている豚や鶏もいただきながら生活しています。野菜の皮や人間の食べ残しは、豚や犬や鶏の餌になり、田や畑の肥料になります。そうして育てた生き物の命をまた人間がいただくという循環する生活を営んでいます。
また、昔からの儀礼や儀式が今も継承されていて、村の人々は敬虔なキリスト教徒でありながら、精霊の存在や呪術なども信じています。
以下は、今回の旅をコーディネイトしてくださった反町真理子さんが主催するフィリピンの環境NGO”Cordillera Green Network"によるツアーの紹介文です。
電気をほとんど必要としない、自然のサイクルに沿った暮らし方をしている人たちがいます。
お金で買って豊かさを感じる世界から、そうではない世界へ。何が豊かさを感じさせてくれるのか?そこにはお金ではない幸せな暮らしぶりがあるでしょう。地球全体が豊かにい生きることへのヒントがあるかもしれません。
今回の旅では、カラバオ(水牛)を使って、昔から続いている棚田を耕し、田植えをします。そして、ホームステイすることで、日常の暮らしにより深く入り込み、滞在先の家族の習慣や村のしきたりにも沿って暮らしていきます。彼らがどんな価値観を持っているのか、触れるチャンスがたくさんあります。
Cordillera Green Networkホームページより(Cordillera Green Networkへはココをクリック)
日本から行く私たちにとっては、「自然に寄り添った循環生活を体験する」というだけですごく意義のあることなのですが、マリコン村の人々からしたら、リッチな日本からこんな貧しい村に来て何がしたいの?と、とても不思議らしく、当初は「戦犯としてマニラで軍事裁判にかけられた山下陸軍大将が残したとされる「山下財宝」を掘り出しに来たのではないか」とか、「よく分からないよそ者が来ることで悪い霊を呼び込んでしまうのではないか」とか、いろいろな懸念材料があったようです。
そのため、ホームステイの交渉は非常に難航したそうなのですが、現地スタッフの方がぎりぎりまで賢明に交渉してくださったおかげで、とりあえず、第一泊目は村の空き家に泊めていただけることになりました。
こんな波乱含みのスタートをきった精霊の住む村への珍道中、さて、どうなってしまうのか!?
おまけ
マリコン村まで連れて行ってくれたCordillera Green Networkのジプニー↓

屋根の方が気持ちよくて人気でした。

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